ヒョウモントカゲモドキを飼おう!

レオパの愛称で知られているヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)。

爬虫類らしからぬ可愛さをもつヒョウモントカゲモドキを見て、思わず一目惚れしてしまった人は少なくないはずです。

それと同時に、カワイイけど爬虫類だしチョット怖い、本当に飼えるのかな?という気持ちもあるかもしれません。

そんなアナタがヒョウモントカゲモドキを飼いたくなるように魅力を伝えて、少しでも飼育する手助けになれば幸いです。

ヒョウモントカゲとは

まずはヒョウモントカゲモドキについて知るところから始めましょう。

トカゲモドキなんて名前に付いてますけど、どんな生き物なんでしょうかね。ちなみに「ヒョウモントカゲ」という生き物はいないので間違えないように。

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飼育用品を揃える

ヒョウモントカゲモドキを飼いたい!と決めたら、生体より先に飼育用品を揃えましょう。爬虫類の中では簡素な設備で飼えるのですが、それでも買わなければならない物は結構あります。

特に初心者の方は保温のところで、つまづきやすいので、あらかじめ試しておくのが飼育を成功させるコツです。

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餌の種類と与え方

虫を食べるわけですが、一口に虫といっても色々と種類があります。それぞれの虫に栄養面や管理のしやすさなど違いがあるので、押さえておきましょう。餌をあげるときも一工夫いるので、チェックしておいてください。

“餌の種類と与え方”の記事はこちら

レオパをお迎えする

飼育用品が揃ったら、いよいよレオパをお迎えします。健康なレオパを選ぶためのポイントやお迎え直後の対応などを確認して、好調なスタートを切れるようにしておきましょう。

“レオパをお迎えする”の記事はこちら

モルフ

ヒョウモントカゲモドキには、多くのモルフ(品種)が存在し、色や模様、瞳の見え方などをバリエーション豊かに表現しています。お気に入りのモルフを見つけて育てるというもの1つの楽しみ方でしょう。

ペットショップでよく見かける、黄色いヒョウ柄はハイイエローと呼ばれるモルフです。

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繁殖に挑戦

個性豊かなモルフを自分で生み出すというのは、ヒョウモントカゲモドキ飼育の醍醐味といってもいいですね。モルフがもつ無限の可能性というのは、爬虫類飼育の入門種でありながら、上級者をも惹きつける理由の1つであります。

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病気とトラブル

丈夫な生き物なんですが、病気やケガのトラブルがないわけではありません。残念ながら、爬虫類を診てくれる動物病院というのは、多くないです。

大切なペットと長く付き合うためにも、予防を心がけた飼育をしたいものです。

“病気とトラブル”の記事はこちら

ヒョウモントカゲモドキの魅力

ヒョウモントカゲモドキは、見た目の可愛さだけでなく、ペットとしても優秀な部類だと思います。

動物は好きだけど、ペットを飼うのはちょっと・・・という人の多くが、世話をするのが面倒ということを理由に挙げています。もし、そういう悩みを持っているなら、ヒョウモントカゲモドキはあなたにピッタリなペットです。

とにかく丈夫ですし、手間もかかりません。仮に餌をあげ忘れたとしても、体が絶食に耐える仕組みをもっているので、死なせてしまうなんてこともないはずです。成体であれば毎日餌やりをする必要もなくなるので、世話をするのが面倒な人でも問題なく飼えます。

トイレも覚えるので、工夫をすれば掃除もラクに済ませることができます。

1つだけネックなのは、餌が虫であるということ。

虫を食べると知って敬遠する人もいますが、冷凍や乾燥されていて動かないものもありますし、飼っていれば慣れてくるものですよ。虫嫌いを克服して飼う価値は十分にあると思います。克服といっても、動かない虫をピンセットでつまめればいいんです。

それに虫を食べるワイルドな姿が見れるというのは、他のペットにはない魅力だと思います。

そんな可愛さとワイルドさを兼ね備えた、ヒョウモントカゲモドキの魅力はまだまだありますよ。

丈夫で飼いやすい

もともと砂漠に住んでいる生き物ですので、環境に対する適応能力は高いです。

ペットを飼うときに頭を悩ませる、夏の暑さをものともしないのは、さすが砂漠の生き物といったところでしょうか。飼育環境さえしっかりしていれば、かなり雑に飼っていても大丈夫です。(大丈夫なんですけど大切に飼育してあげましょう。)

ただし、飼育環境(特に保温)だけは、しっかりしてあげないと厳しいところがあるので、当サイトを参考に必要な器具を揃えてください。

他の爬虫類が必要とするような紫外線ライトやバスキングライトはいらないので、爬虫類の中では、かなり安上がりで飼えるのもありがたいです。

癒やされるゆっくりとした動き

のんびりとした動きに癒やされること間違いなしです。とろいというより、基本的に動きません。走ったとしても、のそのそという感じです。

爬虫類慣れしていない方でも簡単に扱えると思います。

性格は温厚で噛まない

爬虫類って、ヘビたのワニだのイカツイ動物が多いので、噛むのではと心配される方も多いのではないでしょうか。

ヒョウモントカゲモドキは穏やかな性格の生き物ですから、滅多に噛みついてくることはありません。万が一噛まれても大怪我をするようなことは、ありませんので安心してください。

ハンドリングができる

ハンドリングといって、手に乗せて触れ合うことができます。

爬虫類と触れ合えるなんて、ちょっと意外ですよね。実際に、おとなしくハンドリングさせてくれる爬虫類というのは多くないので、ヒョウモントカゲモドキのような存在は貴重です。

ヒョウモントカゲモドキの体表はツブツブしていて独特の触り心地なので、ぜひ体験してみてください。

寿命が長い

飼育下での寿命は、10年前後といわれています。

じっくり付き合えて長すぎない、ペットとしては程よい長さの寿命だと思います。ペットは飼いたいけどすぐ死んじゃって、別れるのが寂しいから・・・なんて方にもおすすめですよ。

お留守番ができる

帰省や旅行でしばらく家を空けるときにペットの世話をどうするか困りますよね。

ヒョウモントカゲモドキは、数週間くらいのお留守番なら全然問題ありません。もともと絶食に強い生き物なのです。

臭くない

勘違いされやすいですけど、ヒョウモントカゲモドキ自体にニオイはありません。

もちろん糞は放置すると臭います。でも、糞が臭いってどの生き物でも同じですよね。こまめに掃除してあげれば、ニオイのトラブルはありませんよ。

手のひらサイズの大きさ

成体の大きさが20~25cmほど。手のひらに乗せて、少しはみ出るくらいの大きさです。

それ以上大きくなることはないので、大きくなりすぎて手が付けられなくなるなんてことにはなりません。

熱帯魚なんかに多いんですけど、子どものときはかわいいのに、成長すると怪獣みたいに大きくなるやつがいるんですよね。ヒョウモントカゲモドキは、一生かわいい姿のままですのでご安心を。

鳴かないので静かに飼える

鳴き声の悩みは、イヌやネコ、鳥に多いですかね。

実は、ヒョウモントカゲモドキも鳴くことがあります。臆病な幼体のレオパが危険を感じた時などには、口を大きく開いて「ギャ」というような声を発します。本当に小さい鳴き声ですし、まったく声を発しない個体もいます。

少なくとも鳴き声が問題になるようなことはありません。