ヒョウモントカゲモドキを購入するときのポイント

購入するにあたって決めておきたいこと、確かめておきたいことがあります。

健康なヒョウモントカゲモドキを迎えるためのポイントというのもあるので、チェックしておきましょう。

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成体と幼体のどちらにするか

ベビーは模様や色彩の変化、成長していく姿など日々の変化を楽しめます。

アダルトはベビーと比べて、体が丈夫で性格も図太くなるので、立ち上げがうまくいきやすいです。

爬虫類飼育がはじめてなら、アダルトのほうがおすすめです。ベビーは保温や餌の面で、アダルトより飼育が少し難しくなるかもしれません。それでも、ベビーで欲しい子がいたなら、飼ってみるものアリだと思います。

モルフ(品種)はどうするか

黄色いヒョウ柄のレオパはハイイエローというモルフであり、ハイイエロー以外のモルフも出回っています。

希少なモルフであるほど値段が高くなります。純粋にレオパの飼育を楽しみたいだけであれば、希少性などは考えず魅力を感じるモルフを選べばいいと思います。コレクションや繁殖をして販売することを考えているなら、希少なモルフであるかどうかも視野に入ってきます。

店頭やイベントに欲しいモルフが都合よくいるとは限らないので、いくつか候補を決めておいておくとスムーズに購入できると思います。

購入する前に確かめておきたいこと

痩せていないか

栄養状態の良い成体のレオパは、尾が首と同じくらいの太さです。尾以外も脇下や手足など体全体を見て、適切な体型であるか判断します。

幼体はまだ尾が成長途中で短く細いので、尾による判別が難しいかもしれません。それでも、正常な幼体と痩せた幼体は見た目があきらかに違うので、なんとなくわかるはずです。

痩せている個体は、長期間餌を与えられていないか、拒食などのトラブルを起こしている可能性があります。購入後も病気や拒食などのトラブルを起こしやすいです。

ヒョウモントカゲモドキに詳しくないペットショップだと、絶食に強いから餌はあまりあげなくてよいという間違った認識をしていて、餌を全然与えていないケースもあるようです。

下痢はしてないか、お尻に汚れはあるか

下痢をしていたり、排泄物によりお尻が汚れていたりするものは、感染病にかかっている疑いがあります。

一番怖いのがクリプトと呼ばれる寄生虫による感染症。

クリプトに感染したレオパは嘔吐や下痢を繰り返しやせ細っていき、やがて死に至ります。有効な治療法が確立されていないので、感染してしまうとどうしようもありません。

他の飼育動物にも感染する可能性があるので、とにかくクリプトをもった個体を持ち込まないことが大事です。

参考:クリプトの詳細 – 病気と予防

ヒョウモントカゲモドキに限って言えば、一般に流通しているものは、ほとんどCB個体であり、WC個体がメジャーな爬虫類に比べれば、やっかいな寄生虫に感染しているリスクは低いです。

とはいっても、ショップや問屋にいる段階で、他の動物から感染している可能性はあるので警戒するに越したことはありません。

体の各パーツや骨格に異常はないか

足の指は全てそろっているか、尾は切れていないか、背骨は曲がっていないか、目はパッチリしていて左右の大きさが同じかなど。

脱皮不全による指の欠損はよく起こるので、見落とさないように注意深く観察してください。良心的な店だとパーツの欠損は明記してあって、値引きしてある場合もあります。

飼育に支障がでるわけではないので、気にしないのであれば、購入するのも選択肢だと思います。

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